内臓の働きを知っておこう。胃編

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胃の働きって食べた物の消化でしょ??

メインの働きはそうですが、そのほかにもたくさんの仕事を担っています。

自分の内臓の働きを知ることで、日常生活のどんなことがどの内臓に負担をかけているのかのヒントになればと思い、各臓器について書いていこうと思っています。

頭に入りずらい内容かもしれないので読むのが面倒だと思いますが、何となく知っていただき自分の体を大切にしようと思ってもらえたら幸いです。

1.胃の場所

上の画像を見ると胃の場所は皆さんの想像よりも少し上にあるのではないでしょうか?
半分は肋骨に隠れていて、高さでいうと肝臓と横並びになります。
出典:IPA「教育用画像素材集サイト」

2.胃の構造

胃は3つの平滑筋(斜走筋、輪走筋、縦走筋)からなっていて胃の内容物の攪拌や粉砕に作用します。※平滑筋は不随意筋という自分の意志では動かすことのできない筋肉の一種です。

上の図からもわかるように胃は多くの臓器と隣り合わせにあります。

・胃横隔間膜ー胃脾間膜(胃と脾臓を結ぶ膜)の延長で胃と横隔膜を結ぶ膜
・小網ー胃と肝臓を結ぶ膜

胃と肝臓は横隔膜とつながっていて横隔膜の動きによって循環を促しています。また小網によって胃と肝臓もつながっているので胃が下がる胃下垂になると肝臓も引き下げられてしまいます。逆に肝臓が循環不全などにより重くなり下垂すると胃も下垂してしまうことになります。

・胃結腸間膜ー胃と横行結腸の間の膜

横行結腸は垂れ下がりやすい構造なので胃を引っ張りやすくテンションがかかりやすいと言えます。

3.神経支配

胃は迷走神経の支配を受けます。迷走神経は脳神経の一つで知覚、運動、分泌を支配しています。また、副交感性の神経を持つのでストレスの影響を受けやすく働きに影響します。

4.胃の働き

胃には次のような働きがあります。

食べ物の貯留

食べたものを一時的にとどめます。

胃液の分泌

胃酸や粘液を分泌します。胃液の分泌は3段階に分かれています。

脳相:匂い、味、脳の糖不足で分泌が促進されます。食べる前から準備が始まっているという事ですね。
胃相:胃に食べ物が入ると胃が拡張し胃液の分泌が増えます。
腸相:腸に食べ物が移ると胃液の分泌が減少し胃を守ります。

食べ物の攪拌、粉砕

消化、吸収しやすくします。

食べ物の移送

糜粥(ビジュク:粥状の胃で消化されたもの)となった食べ物を十二指腸へ送ります。

5.胃液

胃液は胃酸、粘液、重炭酸イオン、胃内因子、ペプシン(ペプシノゲン)で構成されています。

胃酸

強酸性の液体で細菌を殺します。また、NaやK、Mg、Caなどミネラルは胃酸によってNa+やK+、Mg+、Ca+のようなイオンに分解され小腸で吸収されます。食べ物でミネラルを取ったつもりでも胃で消化されないと体には吸収されないという事ですね。

粘液

重炭酸イオンとともに消化液から胃を守ります。

ペプシン

蛋白質を分解します。酸が強い状態ではペプシン(蛋白質を分解する消化酵素)に、酸が弱い状態ではペプシノゲン(蛋白質を分解しない状態)に変化し、蛋白質でできている胃自体を守っています。

胃内因子

腸でのビタミンB12の吸収に関与します。

胃液は一日に1~2リットル分泌されると言われています。が、胃の疲労がたまると胃液の分泌が減少し不十分な状態で十二指腸へ送られるので、十二指腸、胆嚢、膵臓に負担をかけることになります。

6.胃に関与するホルモン

ガストリン

胃で分泌。胃の運動と胃酸の分泌を促す。また、胆汁の分泌、胆嚢の収縮を促す。

コレシストキニン

十二指腸で分泌。膵液の分泌促進、胃酸の分泌抑制、胆嚢の収縮を刺激、満腹を感じる。

セクレチン

十二指腸で分泌。膵液の分泌促進、胃の運動を抑制し胃を空にする動きを遅くする。

7.まとめ

胃に負担をかけると胃液が出にくくなり消化不良で次に消化液(消化酵素)を出す胆嚢、膵臓、十二指腸に負担をかけます。

胃の動きが悪くなると胃自体も下垂し肝臓や横隔膜、大腸、脾臓の位置や働きにも影響を与えてしまいます。そうなると消化機能だけに影響がとどまりません。

  • 胃に負担をかけないためにしっかり噛んでから飲み込む
  • 腹八分目(食べ過ぎない)
  • 食事の前後ではあまり水を飲まない(胃液が薄まってしまうから)
  • 間食をしない(休む時間を作る)

など胃が消化しやすい環境を作ってあげることも大切なのではないでしょうか。
構造的に横隔膜とつながっていて横隔膜の動きで胃の循環が促されるので横隔膜の動きが大きくなる深呼吸も有効だと考えられます。普段から腹式呼吸を意識しているとさらに良いかもしれませんね。

さらに、胃はストレスの影響も受けやすく、頭痛や便秘の原因の一つにもなるので胃の調子があまり良くないと感じている方はストレスの発散も大切ですね。

今回は見慣れない言葉が多く読みにくかったかもしれませんが体の不調の原因は日常生活にあることが多いです。自分の体を良い状態で保つためにも自分でできることから改善してみませんか?今日の内容がヒントの一つになればと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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